気持ちが追いつかないまま生きているわ

贅沢な悩みだと、驕り昂っていると人は言うだろう。

でも私は生きるのが辛い。

何もかもが速過ぎてついていけないのだ。

自分が答えを出す前に既に路線が決まってしまう事ばかりで、どうしようもないから迎合していた。

意見はないのかと詰られても、考える時間が足りないのだ。

だから思ってたんと違うと擦り合わない気持ちを抱えながら溺れないように流されてもがいて生きているのに、周囲は注文ばかりつけてきて煩い。

しんどい。

 

人生はまだまだ続く。

配偶者と子宝に恵まれた事と健康である事は恵まれた。

でも仕事と金と衣食住が満たされていれば別に欲しいもんじゃないんだな。

だって人との関わりが増えて深いとウザいじゃん。

しがらみと面倒事ばかりでやってらんない。

好きだから一緒、愛しているからどうにかなるもんじゃないのにね。

 

楽しみを見つけながら誤魔化して生きているけれど、才能も生まれの良い後ろ盾もない状態で生きるのは社会ではキツい。

親の愛情に恵まれていたらこの渇望はなかったと思う。

自分が自分である事を真っ先に撥ねつけたのは親だから。

親戚からも忌み嫌われて、憐れまれ、心から安らげる場所を子供時代に経験していないので、能力が高くないと生きる価値がないという価値観に縛られて雁字搦め。

親になっても我が子をそういう目で見てしまうから完全に負の連鎖。

 

社会的に成功してるやつや豊かなやつって結局実家が金と愛に太いやつばっか。

恵まれてるくせに分かったふうに偉そうに講釈垂れて、結局出自が悪いと努力したってどうしようもないのにさ。

逃げ場がない閉塞感の中真っ当に生きてるだけで偉いってのに、馬鹿にされるだけで馬鹿らしくなる。

底辺が暴動起こすのもなんか理解するわ〜。

建設的じゃないと感じられる程度に恵まれてるからやんないけど〜。

 

子供を巣立たせて、その後安らかに逝きたいな。

まだ生き抜かなきゃいけない。

でもそんなに頑張って生きてたくない。

アホらしいもん。